千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

12月の旬

最近はめっきり冷え込んできましたね。

こんにちは、渡辺です。

 

来週はいよいよ12月、今年もあと一カ月にばかりになりました。

 

食養生の考え方の、基本は「地産地消」

自分の生きている地域で今育っているものを食べましょうと言うことなのですが、中々千葉県産だけで食卓を賄うのは難しいものです。

そこで、せめて今の時期に旬のものを取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

基本的に旬の食べ物は、他の季節外れの食材に比べておいしく、この季節を乗り切るのに必要なパワーを持っています。

パワーと書いたのは、栄養だけではないと言うことですね。

東洋医学では、食べ物には栄養以外にも様々な性質があると考えており、その一つが体を温めたり、冷やしたりといった作用なのです。

細かいことを考え始めると、非常に複雑になってしまいますので、簡単に説明しますと、12月が旬の食べ物を取り入れるだけで、その季節を元気に過ごせるパワーを得る事が出来ると言うことです。

 

12月が旬の食べ物と言えば

野菜:ブロッコリー、冬キャベツ、ネギ、人参、大根、白菜、ゴボウなど

果物:リンゴ、みかん、イチゴ、キウイなど

魚:たら、たい、ふな、アンコウなど

(品種によっては、冬が旬でないものもあります。(外国産の物も気候が日本と異なれば旬が変わります))

冬が旬という訳ではないですが、冷えが強い方は羊の肉がお肉の中では体を温める作用が強いとされています。(漢方では冷えの薬として、当帰羊肉湯というものもあります)

 

まずは一品から、旬のもので体も心も元気になりましょう!