インフルエンザにそなえた身体づくり
東洋医学では
冬は「腎」の季節です。
冬の間、身体は取り込んだ栄養をエネルギーとしてしっかり蓄えますが、
その貯蔵庫となるのが「腎」なのです。
その「腎」に活気がないと、気や血、津液の巡りが悪くなり、むくみや貧血気味になったり、腰痛や関節痛、肩こりとなってあらわれます。
寒さによってからだの抵抗力や免疫力が低下し、
風邪やインフルエンザが流行する季節に備え、
まずは身体を温める「温熱性の食材」で冷えを解消しておきましょう。
腎の相生関係にある「白」や「辛」の食材でおすすめなのが
豆腐・にんにく・しょうが・スパイス類です。
さらに冬に旬をむかえるれんこん・大根・たらなどの魚介は腎の機能を支え、
気や血を補うのにぴったりです。
これらを消化のよい煮込み料理や、なべ、スープなどに調理し、
しっかり身体を温めておきましょう。
ただし、身体を温める食材の食べ過ぎはのぼせを招くこともあったり、また暖房のきいた部屋では体内の水分も失われやすいので、水分補給も是非こころがけてくださいね
いいたかたかこでした。
ファミール産院たてやま 鍼灸外来(毎週火曜日担当) 飯髙貴子