千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

お友達との会話でのこと

「最近、急におトイレが近くなって・・・
  間に合わない時もなんどかあったりして・・・」

などなど、女性なら、環境の変化や妊娠、出産、
さまざまなストレスなどでこんな体験をしたことがある方もいるのではないかと思います。



実はわたし(いいたかたかこ)のお友達からも同じような悩みを受けたので

鍼灸治療がいいわよ!自律神経を整える作用がとっても高いから一度受けてみたら?!」


とアドバイスしたところ、

「え?自律神経?私精神は病んでないから、自律神経を整えるとかは、関係ないでしょ!!?」

との答えが返ってきました。


確かに・・・

私も知識が浅かったその昔は自律神経=精神が病んでいる としか思っていなかったかも。。。


「気持ちが落ちていて不調があると、なんでも自律神経失調症って言われちゃうのよね」
というようなフレーズをまわりからも、何度か耳にしていましたし。


ところがどっこい!!
排尿や畜尿に、「自律神経のみだれ」はとてもかかわりがあるのです。


膀胱に尿を貯めようとはたらくのは
自律神経の「交感神経」が働きます。

尿がたまり、膀胱が大きく引き伸ばされても
その尿が膀胱から漏れ出ないよう、
膀胱の口を閉じてくれているのは
「交感神経」がはたらきます。


そして便器に腰かけて、ほっとして用を足す際は、
脳はリラックスされ

自律神経の「副交感神経」が
膀胱をぎゅーっと収縮させて、
尿を外へ押し出します。


なので排尿に関する突然のトラブルは

自律神経の乱れと
とてもかかわりがあるのです!!


これをお友達に話したら

「まさか尿の悩みが自律神経と関わっていたなんて思いもよらなかったよー!!」


と、さっそく鍼灸に来院してくれました。



「自律神経を整える」ということは、
心と身体に、はかりしれない作用をもたらします。


ちなみにそのお友達は、一度の鍼灸治療で、

「あんなに悩んでいたのに病院にいかず治っちゃったー!ほんとうにありがとう」

とのことでした。(もちろん効果に個人差はあります)


そんなお悩みがある方。
是非一度、鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか?


いいたかたかこでした。