臨床の基礎に立ち返る1(糖尿病1)
こんにちは、渡辺です。
書き手が増えしばらく経ちました。
東洋医学や伝統医学、ヨガや食習慣など色々な方面で記事のバリエーションが増え、にぎやかになってきました。
個人的にも、読むのが楽しいブログに成長してきたなと思います。
面白い記事は他の先生方に託すとしまして、私の方では少し毛の色を変えて、改めて色々な病気や症状に関して、改めて調べて勉強し直そうと思います。
暫くは実験的に、私自身が個人的にやっている勉強ノートを改変して、こちらでも公開していこうと思います。
という訳で、しばらくは<糖尿病>に関しまして、色々と書いていきます。
基本はクエッション形式です
注意(医学的な正確性よりも、理解のしやすさを重視しますので、表現的な間違いもあるかと思います。医療関係者及び、糖尿病疑いの患者はこの記事だけでなく、医学書、医療機関にて最新の正しい知識を得てください)
「糖尿病」って?
血糖(血液の中の余分な「糖」)が正常よりも慢性的に多くなる病気。
「血糖」は、甘いお菓子や炭水化物(米、パン)などが分解されできる「ブドウ糖」が血液中に入ったもの。
「血糖」は少ないのも問題で、脳を含める体の各所でエネルギーとして利用されている。
通常は一定の数値になる様に、体が勝手に血糖をコントロールしてくれている。
「血糖」はなんで増えるの?
食事をすると増える。
特に、炭水化物や砂糖が多く含まれるものは血糖をより増やす。
通常はインスリンと言うホルモンが過剰になった「血糖」を、血管内から減らしてくれる。
食べる以外にも、グルカゴンや成長ホルモンなどでも「血糖」は増やすことが可能ですが、「血糖」を減らす事が出来るのはインスリンのみ。
糖尿?
血液内の「血糖」は通常生きるエネルギーとして、尿として外には出ないように腎臓内でうまく調整されている。
しかし、「血糖」が以上に増えると、全てを調整できなくなって尿に「糖」が含まれるようになる。
結果的に糖が含まれた尿、「糖尿」が出る。
「血糖」はエネルギーなんだからいっぱいあった方が良いんじゃないの?おしっこでも出るんでしょ?
血糖が増えすぎた状況は、血管内の環境が悪い状況。
いくら体に良いからと言って、運動を15時間とかしたら体を壊すのと同じうように、多すぎるのも問題がある。
この時ポイントになるのが
1、免疫の低下
2、細い血管が詰まる
白血球は免疫を司る細胞で、血糖が増えすぎると働きが悪くなる。
他の人よりも病気になりやすくなるし、怪我したときも傷口が悪化しやすくなる。
細い血管は詰まっても代りがあるんじゃないのと思いますが、有名どころだと腎臓、目などの細い血管が詰まればどうなるかは想像しやすいと思う。
目はもちろん最悪見えなくなる。
腎臓は、少しくらいは平気かもしれないけども、どんどん機能が下がり、最悪腎不全になり、体の毒が排泄できなくなる。
最悪は一週間に何度か透析を受けに病院への通院が必要になる。
糖尿病はこわいけど、手術とか薬で治るんじゃないの?
今のところ明確な治療法はない。(進行を抑えてくれるだけ)
運動、食事、薬に頼ることで日常生活を送る事は可能ではあるが、上に書いたように、合併症(目とか腎臓)を起こした場合は、もちろん一生抱えることになる。
どうするとなるの?食べ過ぎなければいいんだよね?
もちろん食べ過ぎが問題ではある。
しかし、それだけではない。
遺伝、肥満なども問題になる。
長くなってきたので次回に回します。