<超訳>黄帝内経(上古天真論第一 その6)
こんにちは、渡辺です。
いよいよ上古天真論も、今回で最後になります。
最後はかなり長い部分になるんですが、ここはこれで1つの塊にしてやらないと恐ろしく解説が難しくなりますので、一気に進めちゃいます。
ちなみに、聖人の掛布団にくっつけてるストラップはレアものです。
<超訳>(今回はかなり省略しています、読めばわかりますが、解釈の幅が広く、理解しても抽象的な話になっているので、ここでは簡単にまとめるようにアレンジしています。)
黄帝「私は4種類の凄い養生の達人たちがいることを知っています。
まず、むっちゃくちゃ昔に真人と呼ばれる、自然と一体化して、不老不死の人がいた。
その後、至人と呼ばれる人たちが現れた。
彼らは、この世のありとあらゆる法則を理解し、良く自然と調和していたので、真人と同じくらい長い時を衰えることなく生きる事が出来た。
それから、次に聖人と呼ばれる人たちがいる。
彼らは、養生を真に理解しており、正しく実践することができていたので、100年は生きる事が出来た。
そして、その後に賢人と呼ばれる人たちがいる。
彼らは、昔の真人達がやっていた養生の方法をまねして、それに従い肉体が衰えないように努力したので、限界はあったが長生きできたそうだ。」
<解説と言う名の感想>
というわけで、黄帝さんのうんちく話タイムです。
岐伯先生は、この話ただ聞いてただけなんですかね?
まぁ、古代中国のお話なので現代の感覚を持ち込む事が正しいとは思いませんが、ここ以前で黄帝は古代(上古の時代)の人の養生や、子供をなす為に必要な養生の事を聞いているに、突然なんで古代の事語り始めたんですか疑問でしかありません。
ここは、岐伯のセリフであった方がすんなりと入ってくる気がします。また、せっかくこの前で非常に具体的な話も織り交ぜていたので、もっと最初の方でこの話をしていた方が良いようにも思います。
と、いろいろ愚痴のような事をたらたら申しているのですが、反面東洋医学の理想的生活様式が記されている部分とも言えます。
いわゆる「不老不死」の追求ですね。
洋の東西を問わず、人間の究極の目標の一つでもあります。(ここら辺は思想によって表現は変わると思いますが、継続性、連続性のある自我(魂)のあり方は多くの識者によって考察されていると私は思っています)
「天地に終わり無し」「無から有が生まれ、有はまた無に帰す」みたいな永久に続く何かを求めていたことがよくわかります。
本文の内容に入りますが、真人から始まり、至人、聖人、賢人とどんどん長生きできるグレードが下がっていく話です。
今の人(当時の古代中国)には聖人レベルも目指すのは難しいと考えられていたようですね。100年くらい生きている人はもしかしたらいたかもしれませんが、証明が難しいですよね、DNA検査とかできないですからね。
本によっては色々表現が変わりますが、とりあえず昔の人(上古の時代)には物凄い人がいたってことですね。
上古天真論の構成から、私がこの部分に思うのは、長生きには法則があって、自分を律して、その法則、つまり養生に従うことで、子孫に恵まれて(高齢まで子供が産める)、長生きできるよ。(そして、その為の方法がこの本には書いてあるからちゃんと読んでね)
と言うメッセージが込められてるんじゃないかなぁと思います。
とりあえず、以上で上古天真論はおしまいになります。
では、また次回
<原文>
黄帝曰、余聞上古有真人者。
提挈天地、把握陰陽、呼吸精気、独立守神、肌肉若一。
故能寿敝天地、無有終時。
此其道生。
中古之時、有至人者。
淳徳全道、和於陰陽、調於四時、去世離俗、積精全神、游行天地之間、視聴八達之外。
此蓋益其寿命而強者也。
亦帰於真人。
其次有聖人者。
処天地之和、従八風之理、適嗜欲於世俗之間、無恚嗔之心、行不欲離於世。
被服章、挙不欲観於俗。
外不労形於事、内無思想之患。
以恬愉爲務、以自得爲功、形体不敝、精神不散。
亦可以百数。
其次有賢人者。
法則天地、象似日月、弁列星辰、逆従陰陽、分別四時、將従上古、合同於道。
亦可使益寿而有極時。
<おまけ>(中国語直訳)
黄帝「古代には実在の人物がいたと聞いています。
天地を上げ、陰陽をつかみ、本質を呼吸し、独立して見張り、一つの筋肉となること。
したがって、この世には終わりがありません。
このようにして生まれてきます。
中世には人がいた。
全道の純粋な徳、陰と陽の調和、四回への調整、俗世からの脱却、本質と全霊の蓄積、天と地の間の行列、八つの到達点を越えての聴聞と聴聞。
このカバーも長持ちするのが強みです。
また、実在の人物への帰国子女。
次に聖人がいます。
天地の調和、八つの風、世俗の欲望に合う正しい扱い方、怒りのない正しい扱い方、この世を離れたいと思わない正しい扱い方です。
掛け布団のストラップやベゼルは、ありきたりなものではありません。
労形外不事,内無思想的患。
気楽であること、自給自足であること、調子が良いこと、精神が発散しないこと。
また、〇〇になることもあります。
第二に、賢者がいる。
天地の法、太陽と月と星のように、陰と陽のように、四つの時代と古代のように、道中の契約のように。
長寿の恩恵を受けることもできますし、極端な時間を持つこともできます。
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