千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

春のイライラため込み注意報!

 最近は三寒四温と暖かい日が増え、桜もつぼみを付け始め、いよいよ春らしくなりました。

 こんな時、気を付けて欲しいのが「イライラ」です

 東洋医学では、春は怒りと関連があります。

 

 年度末の忙しさに加え、歓送迎会に卒業入学入社、気温も天候も不安定で心も体も疲弊していくため、普段の何気ない事でもイラついてしまうのではないでしょうか?

 

 こんな時、多くの人は我慢して、甘いものや嗜好品でごまかしていませんか?

 

 特に、仕事上がりや、学校帰りにお菓子やたばこ、お酒が止められない人は要注意です。

 

 春のイライラに負けないように、体は甘いものを欲します。

 また、ぶつけようのないストレスをごまかすために、たばこやお酒をやってみたり、SNSやテレビをだらだら見てしまいます。

 楽しくやっていることではないので、後で後悔して、更にイライラが積み重なっていきます。

 負のスパイラルですね。

 

 

 イライラを減らすには、愚痴をこぼしたり、怒鳴り散らしたりするのも効果的ではありますが、それでは人間関係にひびが入る場合の方が多いでしょう。

 

 ですので、本日は上手い対処法をいくつか紹介したいと思います。

 

 まず、怒りはエネルギーです。

 無理にため込めば、体の中で暴走し、自分を傷つけたり(頭痛、吐き気、めまいなど)、突然爆発してキレてしまったりします。

 

 なので、このエネルギーを外に逃がすこと必要になります。

 

 気分転換では今一つイライラが取れない人は、ここに原因があります。

 気分を変えただけでは、体の中にイライラエネルギーは残っちゃいますからね。

 

 そこで個人的におススメしたいのが、ジョギング(散歩)とカラオケです。

 どちらも、手軽に外にイライラを発散できます。

 

 海で叫んだり、他のスポーツをするのも良いと思います。

 

 そんなのする気も起きない人もいると思いますが、試してみると思った以上に体が動きます。

 イライラの嵐が過ぎ去るのを必死に耐えている人は、あまり動きたいと思いません。

 

 しかし、実はイライラに耐えられている内は、体はそこそこ元気なのです。

 本当に疲れ切っている人は、イライラする元気も湧きません。

 

 時間がない人は、鏡やノートにイライラを吐き出すのも有効です。

 

 イライラのエネルギーはゆっくりと体の中で消えていくので、少しの量であればゆっくり寝るとすっきりするのですが、春は最初にも言ったように、季節的にも、環境的にもイライラしやすいので、積極的にイライラに対処しておくと、比較的楽に過ごせるかと思います。

 

 私は、イライラが募るときは、カラオケかノートに書きなぐって発散することが多いですね。

 

 ポイントは体の内側から、外に出すことです。

 スポーツであれば汗、歌は声、ノートは思考を外に排出できます。

 たまったイライラを別のものに変えて、外に出しちゃいましょう。

 

 良かったら試してみてください。