千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

東洋医学を学ぼう6

渡邊です。

 

 本日は男性の一生です。

 

 女性の7の倍数に対して、男性は全て8の倍数で体が変化していくと説明しています

 

8歳 生命力が充実する、髪の毛がふさふさになり、永久歯が生える

 

16歳 生命力が満ち溢れ、男らしくなる。子供が作れるようになる

 

24歳 生命力が全身をめぐり、筋骨がたくましくなり、親しらずが生え歯が全て生えそろう

 

32歳 筋骨が盛り上がり、男としての最盛期

 

40歳 だんだんと生命力が衰えてくる、髪が薄くなり、歯が悪くなってくる

 

48歳 陽気の巡りが悪くなり、顔にしわができ、髪に白髪が混じる

 

56歳 肝の気が弱まり、筋肉が上手く動かせなくなる(注、東洋医学の肝は筋肉をつかさどっている)生殖能力も欠乏し、体が衰えてくる

 

64歳 歯や髪が抜け、もう生えてこなくなる。体が不自由になり、生殖能力が尽き果て、筋も骨も萎えてしまう

 

以上が男性の一生になります

 

 男女ともに生命力(腎の気)があふれることで、髪や歯、そして子孫を作る能力が揃い、だんだんと失われていくことに合わせて、老化していくと考えています。

 

 年をとっても元気な方は、この腎の気を上手く保持しており、年相応に衰えている方は、腎の気が不足しているということですね

 

 養生の中には腎の気を補うようなこと(例えばお腹を温めたり、黒い食べ物を食べたり)が多く書かれているのは、その為です。

 

 いつまでも若々しくいるために大切なのは、腎の気です!

 

 本日はそれだけでも覚えていただければと思います。

 

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