蓮根で免疫力を上げる
こんにちは、鍼灸師の川見です。
新型コロナウィルスの影響が世界的に深刻になりつつあります。
日本の感染者数も増加しており、当初のインフルエンザに毛が生えたような風邪では済まされなくなってきており、NYでも医療崩壊が起こっているようです。
わたしたちは、ウィルスに感染しないために免疫力を高める努力が一層必要になりそうです。
以前にも少しお話しましたが、今回は免疫力を上げるための食事についてお話したいと思います。
私たち日本人は出身地などの個人差はありますが、農耕民族がルーツの人が多いと言われています。
田畑で取れた米、野菜を使った和食はわたしたちの健康を古来から支えてきました。
わたしたちが食べてきたお味噌汁とお米、そして納豆などのたんぱく質、もしくは小魚などを腹八分食べることで胃腸に負担がかかりにくくよいと言われています。
最近では、手軽にコンビニやファーストフードで食べ物を手に入れることができます。
ただ、簡単に手に入るこのような食事は、油分や塩分そして糖分が多く、胃腸への負担を考えると、毎日食べることはお勧めできません。
現在の日本の飽食の世の中にも関わらず、若者の栄養失調が危惧されていることからも理解頂けると思います。
インフルエンザも新型コロナウィルスも免疫力が低下すると罹りやすくなります。
風邪のウィルスはまず、体の粘膜から侵入してくるので、免疫力が低下し粘膜の状態が良くないと感染しやすいのです。
食べすぎや、刺激物、糖分の摂り過ぎなどは粘膜の状態を悪化させます。
免疫力を上げる食材として今回お勧めする食材は蓮根です。
蓮根は、LPS(リポポリサッカライド)を多く含み、体内にある免疫細胞(マクロファージ)を活性化し、自然免疫力高める効果があると言われています。
漢方でも、蓮根は「肺」を潤すとともに、乾燥して熱を帯びた肺の熱を取り去る効果があると言われます。
蓮根の節目や皮にLPSは多く含まれているので、皮ごと食べるのがお勧めです♪
我が家でも、子供が冬に風邪を引いて喉が乾燥し、咳が出ているときは蓮根をすりおろし、ゆっくりと混ぜながら加熱してつくる、蓮根クリームを飲ませています。
180度を超えるとLPSが壊れてしまうので揚げ物は美味しいですが、あまり効果が期待できないようです。
お味噌汁や、炒め物、練り物にして食卓に並べてみてください♪
食事は食欲に任せて食べてしまうのではなく、食後に胃もたれしないかお腹と相談して決めてあげてくださいね(^^)