千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

上手なステップ1の作り方

こんにちは、渡辺です。

 

STEPと言う英単語は「歩」と言う意味です。

どんなことでも、前に進むためには初めの一歩が重要になります。

どんなものにも、最初は必ず存在します。

自分が望むものを手に入れるためには、はじめの一歩、つまりはステップ1が必要になります。

 

当たり前のことなのですが、最初の一歩を失敗すると大きなミスに繋がったり、3日坊主になったりします。

 

つまりはステップ1をどうデザインするかが、その後の行動を決定づける要素になりえると言うことです。

なんか、回りくどい言い方になってしまいましたが、本日はうまいステップ1の作り方を提案していこうと思います。

 

上手なステップ1の作り方1

「ゴールを決定する」

当たり前ですが、歩き出すにしても進む方向は絶対に必要です。

出来れば、具体的でかつ、少し難しい方が良いです。

ダイエットで言えば

痩せる→来年7月までに-5キロ

の方が、わかりやすいですね。

 

上手なステップ1の作り方2

「中間目標を決める」

1で作ったゴールはそこそこ未来の事になってると思います。

(ゴールが2週間以内であれば、飛ばして構いません)

人間は将来に関して楽観的に考えやすいです。

後で頑張ればいいやってなりやすいのです。

(反対に締め切りが近づいてくると、焦って無理する人がいますよね)

という訳で、途中に中間目標を設定します。

期間は人によると思いますが、週に一回は設定した方が良いかと思います。

 

上手なステップ1の作り方3

「選択肢を調査する」

山登りと同じで、ゴールに向かう方法は複数あると思います。

ダイエットを例にするなら

ジム

ランニング

食事

サプリ

など、たくさんの方法を選ぶことが可能です。

予算や環境、時間など色々な制約があり必ずしも最も効果的な方法を選択できるとは限りませんが、ゴールを達成することが重要なので、やりやすい方法を選ぶことは大切です。合わなければ、途中で変えればいいやくらいの気持ちで選ぶと良いでしょう。

ここで悩みすぎると一歩が踏み出せません。

 

上手なステップ1の作り方4

「出来るだけ判断することを減らす」

人は5秒でやらない言い訳を考えられるそうです。

行動する前に判断が必要なものは良くありません。

ダイエットでランニングをする場合、週に3回と決めると、今日は疲れたからなどと言い訳を考えやすくなります。

そうならないために、例えば

毎週、月曜日、水曜日、土曜日はランニングをする。

ただし、出かけるとき雨が降っていたら次に日に予定を回す。

雨が降っていなければどんなに曇っていても、1秒は外に出る。

自分の都合では休まないが、人に誘われた場合はそちらを優先する。

みたいに、条件を決めます。

あとは、このルールを守って行動するだけです。

後はカレンダーに〇をつけたり、友達と約束するのも同じように効果的です。

やるかやらないかを迷った場合は、やらないを選びがちです。

やらない条件をあらかじめ決めておくことは、継続を行ううえで重要なテクニックになります。

 

上手なステップ1の作り方5

「さぁ、今から始めましょう」

4まで大まかに決まったら行動開始です。

今出来なくても、一番早くできるタイミングで行動に移しましょう。

悩んでいる時間はありません。

本当に重要な選択の場合は人に相談するべきです。

悩むと言うことは、どちらを選ぶ(選びたくない)理由がそれぞれ自分の中にあり、拮抗していると言うことです。

考え抜くことでもしかしたらよいアイデアが生まれるかもしれませんが、人に聞いた方が何倍も早く解決する可能性がありますし、説明することで考えが整理されて新たな発見が見つかるかもしれません。

 

ちょっと長くなりましたが、参考になれば試してみてください。

 

余談ですが

鍼灸も最初は「痛そう」「熱そう」「怖い」と言って受診を嫌厭されている方がたまにいらっしゃいますが、鍼灸も一つの選択肢になる場合は試してみる価値はあると思いますよ。

相談いただければ、鍼を刺さなかったり、熱いお灸を使わない施術も行っていますので、まずは試してみてはいかがでしょう。