千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

毎月女性に忍び寄る見えない敵...

こんにちは。
鍼灸師岩腰です。

女性のみなさま、毎月訪れる月経にまつわる不快感や気になることはありますか?

そして男性のみなさま、周りの女性がなんだかいつもよりイライラしていて近寄りにくいな。
と思った時に起こっている以下のような状態の時が起きてることがあるんです。
腫れ物に触るように避けるのではなく、是非ともそんな女性にお灸をしてあげて下さい。

たったの5分もかからないくらいで、
とっても感謝されること間違えないです^_^




PMS(月経前症候群:Premenstrual Syndrome)を感じている、感じたことがある方は多いのではないでしょうか。

PMSは月経1~2週間前に起こる様々な体調不良のことで、月経が始まってしまえば、自然に楽になっていか症状です。

PMDD 
(月経前不快気分障害:Premenstrual Dysphoric Disorder)
PMSの症状の中でも、精神的な症状が特に重く、生活に支障が出る症状を月経前不快気分障害(PMDD)といいます。

うつ症状(やる気の減退、絶望感や自己卑下、涙がとまらない等)や反対にイライラする、持続的に怒りっぽい、攻撃的になるなど、過激な症状がみられ、感情の爆発を周囲にぶつけて人間関係に悪影響をもたらすこともあります。


○身体的症状
下腹部膨満感、下腹痛、頭痛、乳房痛、乳房が張る、腰痛、関節痛 むくみ、体重増加、脚が重い、 にきび、めまい、食欲亢進、悪心、 ほてり、便秘あるいは下痢、動悸など

○精神的症状
怒りやすい、イライラ、憂鬱、緊張、判断力低下、不決断、無気力、不眠、疲れやすい、パニック、妄想、集中力低下、涙もろい、孤独感など

上記以外にも様々なものがあり、複数の症状があらわれることもあります。
(症状は人によって様々)

高温期は黄体期ともいい、黄体ホルモンである プロゲステロンが増える時期です。
プロゲステロンには水分を溜めたり、体温を上げる作用があるので、このホルモンのバランスの失調が影響していると考えられています。
ほかに脳内の神経伝達物質であるセロトニンは、月経前になると低下することがわかっています。そのため精神的な症状が出るのと考えられています。

○東洋医学では
肝の機能が低下すると「気滞(きたい)」と呼ばれる気の流れの滞りがおこり気滞がおこると全身に気が行き渡ら なくなるので、乳房が張る、腹部膨満感等の身体的症状や落ち込む、イライラするいった精神的症状があらわれます。

「瘀血(おけつ)」と呼ばれる血の滞りもおこります。瘀血がおこると全身に血が行き渡らなくなり、肩こり、ふらつき等の身体的症状や不眠、緊張等の精神的症状があらわれます。
また、肝の機能は正常でも「気」や「血」が不足している「気虚(ききょ)」や「血虚(けっきょ)」の状態でも全身に気や血が行き渡らないため 様々な症状がおこります。

○月経の回数 昔と今
現代の女性は昔の女性に比べて400回も月経が増えているといわれています。
女性1人当たりの出産回数の減少、授乳により月経が止まっている期間も短くなったためです。

これだけの月経回数があるため
女性は月経との付き合い方がとても大切です。

○鍼灸治療のオススメ
忙しくて月に一回しか鍼灸治療に行けない。
そんな方は、PMS,PMDD症状が強い方は生理周期の高温期に予約しておくと、身体の不調の改善はもちろん、精神的にも拠り所になります。

そして更に日々お灸をすることで、大きな改善にも繋がります。

ツボの位置については身体の状態によっても違うので、担当鍼灸師にお尋ね下さい。



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