千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

私が鍼灸学校で感動したお話

こんにちは。いいたかたかこです。


今日は私が鍼灸学校1年生の時、

すごく感激したことをお話します。



それは

東洋医学概論の授業で

西洋のお薬と

東洋のお薬(漢方)の

考え方の違いについてお勉強した時のこと。





西洋医学では

[今までは治すことが難しかった病気が治せる薬が出来た]

って、そんな薬は
(すごく品の良い上等な薬だぁー!)

と考えます。





でも
東洋医学では、


例えば重い病気に効果的な漢方にたいして


なんと、


それを『下品』だというのです。



その逆に日頃から体調管理的にのめる漢方は

『上品』という。





一瞬??


首をかしげましたが

その意味はすぐにわかりました。



東洋医学は養生をとても大切に考えます。



それは私たちが本来もっている、


自己免疫力だったり、


自然治癒力だったりを


いつでも一番良い状態で働けるようにする。

という考え方。




東洋の考え方って



体調が悪くらならないよう、

いつでも最高のコンディションで、

体が働けるようにしてあげる。




そんな考え方が根底にあるのです。

わたしはそこに『愛』を感じました。



だから重い病気になってしまったことは、

東洋医学的には、



[未然に病を防ぐことができなかった]




イコール

そんな状態に至る前になんとかしてあげたい!!


という考え方から来ているのだ!!


と、

わたしは感激したのです。




そう!!!

100歳で長寿を全うした、

私のおばあちゃんは、

病気一つせず、ずっと元気でした。




そのおばあちゃんは、

ほぼ毎日、

鍼灸師のおじの治療をうけていました。




おじの治療をうける
健康なおばあちゃんの姿をずっとみていたので、





私も東洋医学の未知なる力で

病気にならない元気な方を

たくさん増やしていきたい!!!




と心から思いながら

今日もお仕事に励むのでした。



☆☆いいたかたかこ☆☆