千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

この冬2倍温まる!

こんにちは
いいたかたかこです


おとといの12月5日木曜日、
千葉大学で行われた「日本東洋医学会千葉県部会鍼灸ワーキンググループ」の勉強会に参加してきたお話です。

内容はいろいろでしたが、
中でも森田智先生の
経絡温灸棒を用いた経絡病証の実技がとても印象的でした。



経絡とは・・
からだにながれる「気」や「血」のとおり道のようなもので。

たとえると・・・
その道の途中で事故が起こってしまうと
たちまち大渋滞をひきおこしてしまう。


その結果、

体表を流れる経絡では、
その通りみちにあたる、

肩だったり、腰だったりに痛みや不快感、だるさがおこる。


それを経絡温灸棒で、温めながら流していく。

という実技内容です。(これは私なりの簡単な説明です)


※本当はもっと奥が深いお話で、しっかりと患者さんの問診や、切診(伝統医学の触診)等を行い、その方の状態に合わせ証(伝統医学の診断結果)をたて、
それに基づいた方法で、経絡温灸棒を行うのですが、そのあたりは端折りますね



さてさて、

いつもは
施術者側のわたしも、

今回、実際、経絡温灸棒の施術を受けて

体感する事が出来ました。


はじめはコロコロと転がるローラーの感じと、ほんわか温かい ぬくもりが肌に伝わり、
からだとこころの緊張が一気に取れた感覚でした。
(これは外側からの熱で表面が温まった事によるもの)


そのうち徐々にからだの内側から、

まるで自分自身の力であたためようと、自ら働きだした感覚に移り変わりました。
(こんどは内側から自ら熱をつくりだしている温かさ)


今回は腕の経絡だったのですが、

片腕が終わった時点で、左右の腕の軽さ、重さの違いに驚きました。


とても寒い夜でしたが、千葉大学から館山の自宅に帰る間、

ずっとぽかぽかと体があたたかかく

そしてその晩、とても心地の良い眠りにつけました✨

自分自身でからだを温める機能が働いていることを実感できた1日でした。


経絡温灸棒は、実際にみなさんも

千葉のなのはなクリニック鍼灸外来
ファミール産院きみつ鍼灸外来
ファミール産院たてやま鍼灸外来

で受ける事が出来ます。


是非一度、経絡温灸棒のここちよさを、

そしてあなたの症状にあわせた経絡治療をご体感くださいね。


いいたかたかこでした

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トワテックHPより