黒くて甘い「黒砂糖」の凄い効果
こんにちは、渡辺です。
皆様、明けましておめでとうございます。
本年も100本を目標にブログの方更新させて頂きますので、よろしくお願いいたします。
新年一本目は「黒砂糖」です。
黒糖とも言いまして、黒飴や麩菓子、かりんとう等で使われる、黒い砂糖が「黒砂糖」です。
原料は、温暖な地域で栽培される「サトウキビ」が基になっており、日本だと鹿児島県、沖縄県の2県でしか殆ど栽培されていません。世界的には、ブラジル、インドが大量に作っています。
豆知識としては、高級砂糖で有名な「和三盆」もサトウキビが原料です。
(受験生にはバイオマスエネルギーの原料と言った方がピンとくるかもしれません)
そんな黒砂糖には、白い砂糖よりもたくさんの成分が含まれています。
・フェニルグルコシド
黒砂糖の「黒い」部分で、血糖を上げにくくする作用があるそうです。具体的には腸内で作用して、砂糖の吸収を緩やかにするそうです。
ただし、黒「砂糖」と言う様に、そもそも糖質が高いので、黒砂糖ならどれだけ食べても大丈夫にはなりません。
どんなものでも、食べ過ぎは毒になります。
・カルシウム
骨や歯の原材料です。不足すると、こむら返りや、筋肉の痙攣(ピクピクしやすくなる)が起きやすくなります。
取りすぎると病気になりますが、サプリなどでカルシウムを過剰に摂取していない人は通常の食事で過剰になる事はほぼないそうです。
他にも、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リンなど多くのミネラル分が黒砂糖には含まれています。
このように、白い砂糖に比べて、栄養価が高いのが黒砂糖の特徴と言えます。
半面、白い砂糖よりも苦みや雑味が黒砂糖には含まれていますので、味が薄いものの甘み付けには向きません。
注意したいポイントは、製造工程です。
白い砂糖もそうなのですが、砂糖は通常植物から抽出(サトウキビや甜菜(サトウダイコン))した時は、糖質(甘みの元)以外にも様々な成分を含んでいます。
ここから、様々な加工がおこなわれて、我々の食卓へと届けられるわけです。
以前、食品添加物の話を書いたときにも言いましたが、加工は必ずしも悪い事ではありません。
黒砂糖の場合は、伝統的にはサトウキビの煮汁を煮詰めて、固めたものです。
そこから、ごみを取り除いたり、小分けにしたり、苦み雑味を抜いたり色々な加工が加わります。
上に書いた通り、苦みや雑味が栄養成分なので、これらを取り除かれると、どんどんただの糖質の塊になっていきますので、どれくらい加工されているかは購入する時に注意すると良いかと思います。
冬場も汗を書く人はミネラルが不足しがちになるので、エネルギー補給に簡単に食べれる黒砂糖はお勧めかも知れません。
食べ過ぎ、虫歯には注意してください。
因みに、明治維新で活躍した薩摩藩の財源としても砂糖は大活躍しており、江戸から非常に遠い薩摩藩の強大な力を支えた作物でもあるそうな。
甘味は昔から人々を魅了してきたんですね。