千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

逆子の鍼灸治療

こんにちは、鍼灸師の川見です。

 

先日、妊婦さんの鍼灸治療の11月の勉強会に参加してきました。

 

今回は「逆子」の治療でした(^^)

逆子は妊娠28週に診断されますが、31週までが治りやすい時期だそうです。

ただ、それ以降でも治るケースももちろん多くあります。

 

逆子の鍼灸治療は昔から多く行われていたので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

鍼灸治療では、逆子と診断されてから逆子が治るまで治療を行います。

 

一度で治るケースもありますが、個人差もあり、何度か治療が必要な方もいます。

 

冷えなどでお母さんの骨盤周囲の血流が低下していたり、ストレスなどで体が緊張していると、お腹が硬くなり、本来の赤ちゃんの位置に動きづらくなります。

 

鍼灸治療をすると、お腹周りや下半身の血流が良くなり、皮膚温が上昇することが報告されています。

逆子が治りやすい時期に鍼灸治療を受けることは逆子の改善に有効であると考えられています。

 

母体や赤ちゃんの疾患や、特性により逆子がどうしても返りづらいケースもあります。

問診をしてどのようなケースなのかを考慮して治療を行っていきます。

 

逆子でお悩みの方、なのはなクリニックの鍼灸外来の受診をしてみてはいかがですか?

 

受診をされる前に、医師に鍼灸治療の同意と逆子の状態を確認していただけると安心して治療が受けられますのでお勧めします。

 

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