二の腕を細くして「肩こり」解消?!
手や腕は一日中働きっぱなしです。
朝起きてから夜寝るまで、ほぼほぼ休むことはありません。
その腕を支えているのは肩!
鍼灸治療にこられる患者さんでは肩コリでお悩みの方も多く、
美容家でもある私は、肩コリの原因として
二の腕に溜まっているむくみや老廃物に着目をしました。
むくみ老廃物のことを東洋医学では「水滞:すいたい」といい、
水の流れが停滞していることを意味します。
水滞が生じると「水」の流れだけでなく「血」や「気」の巡りまでも低下すると考えます。
むくみや老廃物が溜まれば、腕は重たく、冷たくなり、代謝の低下も招いてしまいます。
それに重たい腕では、肩にかかる負担も大きくもなりますよね。
そこで肩こりの治療に、二の腕の水滞に効果的な鍼通電を行ってみました。
二の腕の水滞に効果的な鍼通電は皮下にアプローチをします。
皮下組織は筋肉と皮膚(真皮層)の間の層で皮下脂肪が存在するところ。
ここに地平鍼を行います。
※皮下に低頻度通電を行うと皮膚に刺痛が出現しやすいため
100Hz程度の高頻度通電を20分間行います
100Hz程度であれば、「気持ち良い」とほとんどの方がおっしゃいます。
するとどうでしょう。
単純に二の腕はむくみが解消されスッキリします。
※細くなったかの指標にはあらかじめ母指と示指で、施術を行う部位の皮膚を大きくつまみ厚みの測定をしておきます。その厚みが皮下組織に停滞する水滞の状態と考え把握します。これは患者さんにもつかんでおいてもらうとより実感していただけます。
水滞鍼通電療法は肩コリだけに限らず、水滞が原因とみられる腰痛、膝の痛みの患者さんにも効果を出しています。
ファミール産院たてやまにて現在大変人気の鍼灸治療のメニューです。
是非一度うけてみてはいかがでしょうか。
いいたかたかこでした
ファミール産院たてやま 鍼灸外来 毎週火曜日診療
1)徳竹忠司ほか:低周波鍼通電療法における治療目的と通電周波数について
2)鍼通電療法の実際とその効果- 組織選択性の意義と臨床の実際 -より引用