千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

そろそろ寒いなと思ったあなたに

こんにちは、渡辺です。

 

ここ最近診療をしていますと気になるのが「冷え」です。

一見特に冷えているところがなかったり、暑いとおっしゃる方もおりますが、治療を行ていると、足先やお腹がひんやりとしてくる事が、、、

 

9月に入り朝晩冷え込む日が増えてきており、思った以上に体が冷えやすくなています。

 

特に今年はコロナウイルスの影響もあり、いつも以上に運動できていなかったり、家や職場の空調で体を冷やしているそんな人が多い印象があります。

 

つまり、いつもよりも冷えの影響を受けやすい状態にある人が多くいる可能性があります。

 

9月に入って、お灸で温める治療が必要と判断する人が増えているのも、冷えやすい体の人が多くなっている証左ではないかと感じています。

 

まだまだ日中は暖かい日が続いておりますので、油断しがちですが、冬場の過ごしやすさに大きく影響しますので、すでに対策を始める時期といえます。

 

もちろん鍼灸院に来ていただければ、しっかり治療と、養生法に関して患者さんに合った方法を提案させていただくのですが、なかなか鍼灸には通えない人のために一つだけアドバイスをします。

 

今の時期の温め方は、基本時にはゆっくりじっくり低温で芯を温める事です。(体質や状況もあるので全員に当てはまるかはわかりませんが、多くの方にお勧めできます)

 

本格的に寒いわけではないので、急激に温めると表面だけが温まり、中は温まらず、暑くて冷たいものを飲んでしまって、結局中心は冷えてしまいます。

 

なので、冷えている場所やお腹、腰など場所を絞って、ぬくいくらいの温度でじっくりゆっくり温めていきましょう!