千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

疲れが取れないときは、鶏むね肉を食べよう

こんにちは、渡辺です。

 

疲れを取るには、寝ることが最も効果的ですが、寝ても疲れが取れないよって人は多いと思います。

特に暑くて寝苦しい今の時期はしっかり寝た気がしない日も多いのではないでしょうか?

 

精神的な疲労や、ストレスによる不眠はこれまでもブログで紹介してきましたが、鍼灸治療が有効です。

自律神経を整えて、体のバランスを取り戻しましょう。

 

しかし、肉体疲労に関しては、鍼灸だけでなく食事も有効です。

 

皆さんは「イミダゾールジペプチド」って聞いたことありますか?

 

本日のタイトルにあった、鶏むね肉にいっぱい含まれている物質です。

 

で、このイミダ何とかは、簡単に説明すると疲労を軽減してくれるすごい奴なんです。

 

イミダゾールジペプチドは抗酸化力が強く、大阪市立大学での研究により、一日200mg以上摂取することで疲労感が軽減されたそうです。

そして、鶏むね肉だと、だいたい30gも食べれば十分この基準をクリアします。

(普通の唐揚げ一個です)

 

ただ、揚げ物だと胃に負担がかかるので、蒸したりゆでたりして、サラダなどと一緒に食べて頂くと良いかと思います。

(一気に作って冷蔵すれば数日は持ちますし、お財布にも優しいですね)

 

もも肉や、豚肉などにも含まれていますが、むね肉とささみが含有量が多いのでお勧めです。

 

また、サラダも合わせると、水分とビタミンも一緒に補給できるので、バンバンジーのような料理が暑い今の時期にはあっさり食べれるのではないでしょうか?

(ただし、お腹が冷えやすい人は生野菜の食べ過ぎでお腹が冷えるので、ぬるめの温野菜にしても良いかもしれません)

 

というわけで、本日は疲れを軽減してくれる凄い物質「イミダゾールジペプチド」について紹介させていただきました。

 

鶏肉食べて、暑い夏も乗り切りましょう!