千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

湿気に負けないからだづくり

この時期、

消化不良で胸やけがする。とか なんとなく食欲がない・・

胃がもたれる・・下痢ぎみ・・

などといった消化器症状を訴える方が多くなります

 

梅雨の時期は「東洋医学」では脾や胃を象徴し、それらは消化機能をつかさどります。

そして脾は湿気が嫌い。

なので消化器の象徴である脾はこの時期とても疲れてしまうのです。

 

そこでご紹介したいツボが「内関」(ないかん)と「公孫」(こうそん)

これらのツボは八総穴(はっそうけつ)ともいって組み合わせて刺激してあげることで互いが共に効果を高めあい、ツボの効果が光り輝くのです✨

 

「公孫」は脾の経絡(けいらく)の通り道にあって食欲不振や消化不良、胃の不調にもとても効果的

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公孫

「内関」は胃の不快感をとってくれるのに効果的。二日酔いや乗り物酔いにも最適なツボです

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内関

だいたいの場所がわかればあとはここが気持ちいいな!とか、ここが痛い、

またぐりぐりしている。といった周りの感覚と少し違った場所が生きた

ツボの見つけ方です!

 

ツボが見つかったらあとは

①一息吸って...

②吐く息と共に10秒ほど押したり揉んだりしてみましょう

これを各3セット行います。

 

予防にもなりますのでこれからの時期を健やかにお過ごしいただけますよう、ぜひ刺激してみてくださいね!

 

いいたかたかこでした