千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

漢方煎じてみました【防已黄耆湯】

今日も今日とて漢方を煎じております!

本日の煎じは「防已黄耆湯」です。

 

構成生薬は「防已、黄耆、朮、甘草、大棗、生姜」

今回は朮は蒼朮を利用しています。

 

古典の記載だと「朮」と書かれていると、白朮と蒼朮でどっちなのか議論になる事があります。(私はそこまで詳しい訳でないので、基本的に参考にしている資料のレシピ通りに作っているのですが、、、)

半夏白朮天麻湯の様に、白朮使いますよーと名前でアピールしてくれている奴は簡単なのですがね、そういった部分を想像力と知識で補うのが漢方の奥深さなのかもしれません。

 

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ちょっとピンボケしていますが、結構濃いです。

煎じている時の臭いは完全に耐性が着いてしまって、ほぼ感じませんでした。

慣れって怖いですね。

 

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お味は、これが意外と飲みやすい。

甘くておいしいとはいきませんが、かなり控えめな味でした。

特に苦みとかも無く、ほのかに甘みも感じる漢方でした。