漢方を煎じてみました【平胃散】
こんにちは、渡辺です。
本日紹介する漢方の煎じ薬は、平胃散(へいいさん)です。
構成は「蒼朮、厚朴、陳皮、生姜、大棗、甘草」の6味の生薬から成り立っています。
古典的には、胸の下が詰まって胃の調子が悪いような症状に利用されていたようです。
まさに、胃を平和にするって字が当てはまりますね。
見た目は余り特徴的な部分が無く、生薬も白っぽいですが、本当は厚朴や蒼朮辺りは茶色いので、もう少し茶系の物が沈んでいても良いのですが、あまり見えませんね。
水の色はバッチリ茶色く出ています。
味は、結構甘いものを想像していたのですが、独特の苦み(えぐみ)がありますね。
陳皮は蜜柑の皮なのですが、全く存在に気付けません。
蒼朮の味が出ているのでしょうね。
いくらか飲んで、味になれると甘みや生姜の香りが口の中で感じられるようになりました。
凄いマズいわけではありませんが、木の根っこ感はありましたね。