千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

本日の煎じ「桂枝二越婢一湯」

こんにちは、渡辺です。

 

本日は桂枝二越婢一湯(けいしにえっぴいっとう)です。

中身は「麻黄、石膏、桂皮、芍薬、甘草、大棗、生姜」の7味構成になっています。

 

桂枝湯(桂枝、芍薬、生姜、大棗、甘草)

越婢湯(麻黄、石膏、生姜、大棗、甘草)

の合成処方になっています。

 

桂枝湯が2、越婢湯が1の割合で配合したのがこの薬になっています。

 

f:id:akira0704:20200407120653j:plain

 

細い茎みたいのが麻黄

赤い皮が見えてるのが大棗です

他の生薬も見えていますが煮ちゃうと判別が難しいです。

 

f:id:akira0704:20200407120849j:plain

 

桂枝湯がベースになっているので、桂皮(シナモン)の香りがしっかりしました。

甘草と大棗がしっかり入っているので、甘みが強かったですね。