千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

本日の煎じ紹介「麻杏甘石湯」

こんにちは、渡辺です。

 

漢方の煎じ薬を紹介するコーナーです。

何に効くの?と気になる方が多いかと思いますが、基本的に漢方薬は症状があって、それに対応した漢方薬を飲むのが正解です。

ちゃんとお薬なので、使い方を間違えれば副作用もあります。

逆に言えば、薬として使われていない商品で、漢方とか、和漢エキスとかの効果に関しては何とも言えません。(研究者としては、根拠があって(科学的でなくとも)、目標が明確で(やせるーとか、体に良いとかでなく、のどの痛みが和らぐとか、膝の痛みが緩和するなど)、それなりに実績(治った人がいたり、効果を感じている)があれば完全否定はできません)

 

と、小難しい事を書きましたが、ここでは紹介に留めます。

効果に関しては、調べれば様々出てきますが、私としては専門家の判断(医師、薬剤師)を仰いだうえで処方されるべきものだと思いますので、記載はしません。

 

という訳で、本日は麻杏甘石湯です。

この処方は、名前からもわかる通り

「麻黄、杏仁、甘草、石膏」から構成されています。

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煎じ機が変わりました。

いつもより、白っぽい見た目になりました。

香りは、桂皮(シナモン)が入っていないので、比較的落ち着いた印象でした。

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味は、うす味でした。

甘草の甘みがほんのりとある感じです。

苦みは少なかったです。