体は食べたもので作られる☆<ビタミンB群>
こんにちは木嶋です。
日々の健康は食事から!
人間も含めた動物の体は食物から出来ています。
どんな物を食べたのか。
食べたものでその方の体は作られ、体調や、傾向が決まってきます。
そこで今日は”ビタミンB群”についてまとめてみました☆
まず【ビタミンB1 】
B1の働き・・・糖質(炭水化物)からエネルギー(ATP)を作ったり、皮膚や粘膜の健康維持をしています。
<入っている食材>
そば粉、玄米、小麦胚芽、大豆、豚肉、うなぎ、、、など。
B1は水溶性なので、たくさん摂取しても
必要以上に余ればその分は排泄されます。
不足すると糖質が主なエネルギー源になっている神経や脳に影響が出てきます。
<不足する原因>
・糖質の高い食品や、アルコールを多く摂取し過ぎた時
・食事からの摂取不足(摂食障害、つわり等)
<不足した時の症状>
今はあまりありませんが、
・東洋人は精白米ばかり食べて脚気になったり。
・アルコールの多飲によるウェルニッケ脳症という意識障害、眼球運動障害、小脳失調が主な症状の病気になったりすることがあります。(その後遺症として、コルサコフ症候群という健忘症が80%に残ります)
【ビタミンB2】
B2の働き・・・糖質、脂質、タンパク質の分解、代謝や、皮膚や粘膜の健康維持
発育促進(エネルギー産生、代謝にかかわる)
ビタミンB群(B1,B2,B6,B12)は全て水溶性なのでB2もたくさん摂取しても
必要以上に余ればその分は排泄されます。
<入っている食材>
海藻類、みそ、酵母、落花生、緑黄色野菜、納豆、アーモンド、干し椎茸、
うなぎ、カレイ、ズワイガニ、アワビ、
レバー、チーズ、卵、牛乳
<不足の原因>
・摂取不足
・代謝障害
・肝疾患
・糖尿病
・激しい運動
・アルコールの多飲
・抗生物質、精神安定剤、経口避妊薬などの薬物多飲
・油こいもの塩辛いものの食べ過ぎ
<不足した時の症状>
・倦怠感、疲れやすさ
・口角炎
・皮膚炎
・舌炎
・咽頭炎
・成長障害
・貧血
・激しいかゆみ
・目の充血や眼精疲労
*女性は足りている事が多く、比較的
男性に少し足りない事があるそうです…(活動量の多い方は不足しがちです)
*B2は加熱には強いのですが、水に弱いので
野菜は水につけ過ぎないようにして下さいね。
【ビタミンB6】
B6の働き・・・補酵素として多くのアミノ酸の代謝を助けています。
・免疫機能の正常な維持
・皮膚の抵抗力の増進
・赤血球のヘモグロビンの合成
・神経伝達物質の合成
・脂質の代謝
*ビタミンB6は腸内細菌によっても合成されるのでほぼ、不足のリスクはないです。
<入っている食材>
・とうがらし、にんにく、くだもの
・米、米ぬか、小麦胚芽
・マグロ赤身
<不足の原因>
・抗生物質長期投与
<不足した時の症状>
・皮膚炎
・舌炎
・口内炎
・口角炎
・貧血
・リンパ球減少症
・うつ、錯乱、脳波異常、けいれん
【ビタミンB12】
B12の働き・・・胃の内因子と結合して、赤血球を作る
・タンパク質、核酸の合成
・アミノ酸、脂肪酸の代謝
<入っている食材>
サケ、イワシ、うなぎ、しじみ、あさり、
海苔、
肉類(特にレバー)、チーズ、卵
(野菜、くだもの、きのこ、芋類には含まれません)
*B12の吸収量は胃の内因子により調節されていて、たくさん摂っても必要以外は吸収されません。
*又、B12も腸内細菌により作られるので不足することは稀です。
でも、B12は胃の内因子と結合して小腸から吸収されるので、胃を全摘出した方など内因子が不足すると吸収に障害が出てきます。
<B12不足の症状>
・血が作られず、貧血
・脊髄や脳の障害
・末梢神経障害により、しびれや知覚異常
ビタミンB群は不足することは稀ですが、
これらの症状などが出てきた時は
ビタミンB群の不足を疑ってみてくださいね。
入っている食材を食べるようにし、
原因になっている事を減らして
食事から改善してみましょう。
ビタミンB群は免疫機能や造血にも関わります。バランスの良い食事を心がけていきたいものですね♡
今日も健やかでありますように。
ではー♡