<超訳>黄帝内経(上古天真論第一 その4)
こんにちは、渡辺です。
みなさんの腎臓の毛はゴワゴワしているでしょうか?
(意味は最後まで読めばわかります。相変わらず直訳を翻訳するだけでは内容を理解するのは難しいみたいですね。息抜きに笑ってもらえると何よりです)
上古天真論もついに4回目、この後2回はまとめですね。
もちろんその先が延々と続きますので、読み物として楽しんでもらえるように更新していきます。
<超訳>
男は8歳になると全身にエネルギーが満ちて、歯が生え代り、髪が伸びます
16歳(8×2)になると、男性として成長して、子供が産める能力を得られます。
24歳(8×3)になると、筋骨が発達して、親しらずが生えて身長が伸びきります。
32歳(8×4)は、体が一番元気な時期です。
40歳(8×5)になると、髪が抜け始め、歯のツヤがなくなります。
48歳(8×6)になると、上半身のエネルギーが不足して、しわが深くなって、髪やもみあげが白髪交じりになります。
56歳(8×7)になると、筋肉や皮膚が衰え、エネルギーが更に減って、疲れやすくなります。
64歳(8×8)歯と髪が抜けていってしまいます。
(東洋医学での)腎の機能は水のバランスを取る事と全身のエネルギーを蓄える事です。なので、腎に蓄えられない位エネルギーがあふれると、精液を作ったり月経がおきる訳です。
年を取って、全身のエネルギーがなくなってくると、髪や歯が弱り、よぼよぼしてきて、子供が授かれなくなるわけです。
<解説と言う名の感想>
腎蔵と言うと、おしっこを作っている臓器です。
糖尿病とかになると問題が出てくる臓器として有名?です。
東洋医学では、西洋医学での腎蔵とは認識が違います。
混乱しやすいですが、ざっくり体の機能を五臓(肝蔵、心蔵、脾蔵、肺、腎臓)として分類しています。(これだけでは説明しきれませんが、、、)
今回は五臓の「腎」の機能に注目しているわけです。
そして生殖や髪、歯、骨が各所出てくるのは、「腎」に深く関わっているからです。
今回は男女の成長について前回からの続きです。
黄帝さんが、子供を作る能力に関して質問したので、岐伯(きはく)先生が主に生殖能力(=腎)を中心に解説してくれている部分です。
女性でも述べましたが、昔の人は本当によく観察していたと思います。
7歳や8歳はこじつけかもしれませんが、中々良く変化をとらえているのではないでしょうか?
もちろん個人差がありますが、今とあまり変わらないなーと私は思います。
皆さんはどう思いましたか?
<原文>
丈夫八歳腎気実髮長歯更。
二八腎気盛天癸至精気溢写陰陽和。故能有子。
三八腎気平均筋骨勁強。故真牙生而長極。
四八筋骨隆盛肌肉満壮。
五八腎気衰髮墮歯槁。
六八陽気衰竭於上面焦髮鬢頒白。
七八肝気衰筋不能動。天癸竭精少腎蔵衰形体皆極。
八八則歯髮去。
腎者主水受五蔵六府之精而蔵之。故五蔵盛乃能写。
今五藏皆衰筋骨解墮天癸尽矣。故髮鬢白身体重行歩不正而無子耳。
<おまけ>(中国語直訳)
夫の腎臓の毛が8歳でゴワゴワしています。
二つの八腎は、本質への強い天眼を持ち、陰陽の調和を書くために溢れ出ています。 ということで、息子がいます。
3つの八腎の平均的な強さが強い。 そのため、本物の歯は生まれてから生えてきます。
四の八の筋肉と骨がしっかりしています。
堪りません。
上半身は太陽が失敗して、髪の毛が白くなっています。
七、八の肝が弱り、筋肉が動かなくなった。 体が極端になっています。
そして、髪の毛をオーダーします。
腎臓は、五臓六腑のエッセンスによって蓄えられた水の主な供給源です。 ということで、五倉正之さんが書いています。
これで、チベットの五つの宝物はすべて使い果たした。 老けた髪、白い横顔、体がまともに歩けていない。
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