千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

麻黄湯を煎じました!

 

こんにちは、渡辺です。

毎週火曜日は中々見られない、煎じ薬を写真で紹介しています!

基本的には、茶色い液体になるのですが、使う生薬によって、見た目は似ていても味も香りも全く違ったものになります。

なんとなく不味そうとイメージしている方も多いと思いますが、非常に多彩な味で驚きます。試したいと思っても、基本的にはお薬なので、漢方薬局などで購入は出来るかもしれませんが、中々普段触れる機会がないと思いますので紹介していきたいと思います。

 

本日は「麻黄湯」です。

麻黄湯は「麻黄、杏仁、桂皮、甘草」の4つから構成されています。

インフルエンザの時に効果があるとして、しばしば研究でも取り上げられています。

(注)もちろん、医師、薬剤師に相談のうえでご利用ください。

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麻黄湯

成分がしっかり抽出されて、底に僅かに生薬が見える程度になってしまいました。

シナモンのいい香りが立ちのぼる、シナモンが嫌いでなければそこまできつい香りではありませんでした。

 

 

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麻黄湯の試飲

味は甘草の甘みがかなりしっかりしていました。

シナモンや草っぽい風味はありますが、甘くて飲みやすい印象でした!