千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

三仁湯を煎じました!

こんにちは、渡辺です。

 

本日は、私が所属する千葉大学大学院医学研究院和漢診療学の勉強会で煎じている薬の紹介です。

(下の方に写真も付いています)

 

本日の内容は「三仁湯(さんにんとう)」

です。

 

 

中身は「杏仁、半夏、滑石、ヨク苡仁、通草、白豆寇、竹葉、厚朴」が入っています。

 

詳しい内容は、インターネットで調べてみてください。

(漢字ばっかりの記事になってしまうので、ここでは簡単に説明します)

 

熱がある風邪の初期で、胸苦しい、頭痛、寒気、午後に熱くなる、のどは乾くが水は飲みたくないような症状のある方に使う薬です。

 

色も薄めで、味はかなり淡白で飲みやすい印象がありました。

 

夏の終わりごろの風邪に用いるらしいですね(今とは真逆の季節ですが、、、)

 

なかなか漢方の煎じを見る機会もないと思いますので、写真だけですが楽しんでいただければと思います。

また実習で作成致しましたら、共有させて頂きます。

 

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三仁湯

因みに、白いお麩みたいなのが「通草」です。

こんな生薬があるんだなぁと驚きです!

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煎じたもの

香りも味も、比較的穏やかでした。

(おいしいものではなかったですが、、、)