「鏡餅」のご利益☆

こんにちは木嶋です。

今年もついにあと3日

カウントダウン(笑)

もう1日欲しいところです！！

年末の忙しい中でお正月を迎える飾り付けも年末の仕事の中の１つになっている方は多いのではないでしょうか。

お正月の飾り付けの１つに

「鏡餅を飾る」があります。

そもそもなぜお正月に鏡餅を飾るのでしょうか。

私なりに少し調べてみました。

「鏡餅」は

神様にお供えする神聖な食べ物です。

本来お正月とは年神様をお迎えする行事で

お年玉やおせち等も年神様と関係するそうです。

「年神様」は日本の農耕の神様でもあり

一年の五穀豊穣をもたらしてくださり(豊作)

又の名を陰陽道では「歳徳神」といい

一年の福徳を司る神さまです。

「恵方」(あきの方)といいます。

(「恵方」は“恵方巻き”で有名になりましたね^ ^)

この方角は「何事に使っても大吉、成就する」と言われます。

この年神さま、

初日の出の太陽と共に山から下りてきて

人々に「年玉」という年齢を授け、

と同時に一年の良運も授けてくださる

神さまです。

その年神様がお正月に飾られた鏡餅に

宿るとされているのだそうです。

ではなぜ鏡餅は丸い形なのか。

丸い形は人の魂(心臓)を模したものであり

昔の鏡が円形だった事から「鏡餅」と

呼ばれるようになったようです。

また、もともと日本では春めいてきた頃の「満月」の夜がその年の始まりとなって

いました。

そして、昔から日本は米、稲など

農耕が大切な文化です。

ですので月の満ち欠けはとても

大切な自然のサイクルで

特に「満月」は「ハレ」の日としての

エネルギーが強いとされ

大切にされてきました。

名前も「満ちる」ですから。

満月はコツコツ積み重なってきたものが

満ち極まって

次のステージに「開く」

輝かしいタイミング

なのかもしれません。

なんだか

それだけでもおめでたい感じです^ ^♡

そんな「満月」のような「丸い」お餅を

年神様にお供えする。

とても福々しいですね♡

それに鏡餅が丸いお餅を二段に

重ねているのは

日(陽)と月(陰)を表しているからだそうです。

東洋医学では陰と陽が合わされば１つの宇宙です。

陰と陽は対極にありますが元は１つの集まりです。

「陰」が増えれば「陽」が減り、

「陽」が増えれば「陰」が減ります。

そしてそれは１つの「円」の中にあり

互いにバランスを取り合って

調和しています。

季節の移り変わりを思えば分かりやすいかもしれません。

夏は暑く、寒さは退いていますし、

冬は寒く、暑さは退いています。

暑さ、寒さもどちらかが極まれば元に戻そうと力が働きバランスを取ろうとします。

それは人間の体内でも同じです。

何かが多過ぎれば、それを戻す力が働き

その人の元々のバランスに近づけるように

調和がとれていきます。

陰と陽は２つに分かれているように

みえますが、元々は１つの丸の中にある

同じもの。

ですので、その真逆の様な二つを合わせると

「まる」「円」になる。

要するに「全て」という事になります。

陰陽は一人一人のバランスであり、

みんな同じではありません。

その自分の陰陽の量のバランスは

人とは違うものです。

それの全部含んだものが

その方の完全な形であり、

その人らしさですね。

話が逸れましたが、

そんな

「全てをマルッと含んだ完全な形(丸)」を

お供えする。

この陰陽どちらも含んで丸く調和のとれた

「丸いお餅」をお供えする事は

日(陽)と月(陰)

どちらも重ねて福が来ますようにという

意味もあり

「一年間、しあわせで、

穏やかに、スムーズに過ごせますように」

と祈っているような

ふっくらした温かい気持ちがするなと

思います(^o^)

一年の幸運を年神様が

持ってきてくださいますように

ぜひぜひ、鏡餅を飾ってみてくださいね☆！

今日も一日健やかに。

きじまでした☆