千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

病気になる前に大切なことって?

こんにちは木嶋です。

 


東洋医学には

「治未病」という言葉があります。

 


意味は「未だ(いまだ)病まざるを治す」です

 

 

 

『厚生白書』という書物によりますと、

 


病名がついたら「病気」

病名が付かなかったら「健康」ではなく

 

 

 

健康の過程には高い状態から

低い状態まであって

 


それがもっと低下していくと

疾病の状態に至る

 

 

 

とあります。

 

 

 

 


つまり体調は良い時も悪い時も繋がっていて

 


ここまでが「健康」ここからが「病気」

という二分されたものではないということですね。

 

 

 

考えてみたらそうですよね。

 


私たちの体は常に

「ホメオスタシス」という

バランスを取るシステムが常に

働いていますから

 


意思をもつ私たち人間が

無意識にバランスの悪い食べ物を食べても

良いもの食べても、体は自ら調整して

ちょうどいいバランスに常に

保ってくれています。

 

 

 

常にがんばっています。

それに人間の体ってそんなに

弱いものではないのです。

 


でも、ムリがかかり過ぎたら

調子が悪くなってくるのもわかりますよね。

 

 

 

 


現代社会はとても忙しいです。

ついつい特に不調がなければそのまま

がんばってしまうことが多いのでは

ないでしょうか。

 

 

 

病名が付く前から、体のメンテナンスをするってなかなか時間が取れなかったり

 


いやいや、取ろうと思わなかったりして

 


病名がついてから(ついた時に)病院に行くのが一般的になっているのかもしれません。

 

 

 

 


健康の状態がどん底に悪くなってから治すより

「先週忙しくてちょっとストレス。疲れたなー」や

 


「歩き過ぎて足が痛くなった」や

 


「食べ過ぎて消化が悪い気がする」

 


などなど

 


些細なことかもしれませんが

そこを気づいてあげて

定期的にメンテナンスしていくことで

体の健康状態が高く保たれ

 


ながーく、調子の良い状態で過ごしていけます。

 

 

 

小さなことが積み重なって大きくなりますから、小さな心がけ(自愛、慈愛)が

大きな宝(健康)を連れてきます^ ^

 

 

 

 

 

 

もちろんそれでも病気になることもあるかもしれません。

 

 

 

その時でもそれ以上重篤にならない様に

処置することで、更なる悪循環を防止できることもあるのではと思います。

 

 

 

 


体は心と繋がっています。

 


体=(イコール)心

 


です。

 

 

 

どちらが先に不調になっても

どちらにも影響します。

 

 

 

 


ちょっとした不調や違和感があっても

 


なくても

 

 

ご自身の内側に

 


目を向けてあげてくださいね♡

 

 

 

 

 

 

「こんなこと聞いても…」と

思うような事でも

なのはなクリニックの鍼灸外来に

ご相談くださいね。

 


URL↓↓↓

http://nanohana-clinic.jp/shinkyu/

 

 

 

 

 

 

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↑お友達が送ってくれた不揃いの林檎たち^ ^

 

 

 


今日も一日健やかにお過ごしください。

 

 

木嶋