千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

血液をサラサラにするのに、お魚が良いかもしれないって研究

こんにちは、渡辺です。

 

本日のテーマですが、肺塞栓症です。

肺塞栓症と聞くと、良く知らない方が多いかもしれませんが、「エコノミー症候群」は聞いたことはありませんか?

 

簡単に説明すると、人間の血液は流れが悪くなると、固まりやすくなります。

特に長時間同じ姿勢を続けると、「血栓」という、血の塊が体の中にできます。

血栓」は、血管が狭いところに来ると、詰まってしまいます。

 

それが脳で起きれば脳梗塞、肺で起きると「肺塞栓症」となります。

 

昔から魚は健康に良いとされてきました。

島国で、川もそこら中にある日本は、魚を昔から食べてきた民族です。

このところ、骨が皮があって食べにくいこともあり、魚離れが少しずつ進んでいるようにも思えます。

 

そこで、改めて魚ってどう体に良いんだろう?って研究がありました(引用1)。

 

研究によると、

魚をほとんど食べないグループに対して、魚を食べるグループは、肺塞栓症になるリスクが低下したそうです。

しかも、最低でも週に1,2回食べる程度でもリスクが下がるそうなので、デスクワークや出張が多い方は、食事に魚を組み込んでみると良いかもしれません。

 

 

引用1

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29952347

(邦訳:日本人男女間の肺塞栓症による魚の摂取と死亡 - 日本共同コホート(JACC)研究