千葉の鍼灸便り

大学病院・民間病院で勤務している鍼灸師のブログ。日本中に病鍼連携(病院と鍼灸の連携)を広めることを目的としている。

日常生活に悩み、ストレスを感じている人の割合は?

こんにちは

 

たまには、少し統計を使ったお話をさせて頂きます。

と言っても、難しい話ではありません。

 

鍼灸院に訪れる患者さんには、体の痛みや苦痛のほかにも、精神的なストレスからくる悩みをお持ちの方が来院されます。

 

周りを見回すと、大して悩みを持っていなさそうな人や、上手くいってそうな友人知人がいるのではないでしょうか?

 

実際に、そういう場合もあるでしょう。

 

しかし、厚生労働省の統計によれば、「日常生活に悩み、ストレスを感じている」答えた人はおよそ半数(47.7%)にのぼります。

少ないように感じるかもしれませんが、自分の悩みを過小評価している人や、アンケートをした時はたまたま悩みが無かった人もいるかもしれません。

 

この数字は、少なくとも、日本人の半分は日々悩み、ストレスを感じて生きているということです。

 

例えば、なかなか治らないアトピー性皮膚炎の治療に関しては、ステロイド剤などのお薬による治療が一般的ではありますが、治療ガイドラインにはストレスの発見、対処も治療に重要なものとして記載してあります。

 

悩み、ストレスは病気への入り口になりえるということです。

 

この程度と考えず、悩みやストレスを感じているのは体からのサインです。

 

東洋医学では、病になる前に治療する「未病治」ということが重要視されています。

 

こういった、体の変化に日々耳を傾けてあげることが、健康を作る習慣になります。

 

いつもと違った症状が出た場合は、医療機関を頼ってみる事も良いと思います。