冬のイライラにほうれん草
ほうれん草って、冬の野菜なんですね。
一年中スーパーで見るものなので、あまり意識していませんでした。
ほうれん草は、鉄分、カロチン、カリウム、食物繊維、ナイアシン等が豊富に含まれており、野菜ジュースなどにもよく利用されています。
薬膳的には、気を下ろす作用があり、冬の野菜なので、冬場のイライラにはほうれん草が良いと思います(どこでも売ってる野菜ですし)
一方で、気を付けなければいけないこともあります。
ほうれん草は、イライラを抑える働き(=頭を冷やす)がある「涼」の作用を持つ食べ物なので、大量に食べると体を冷やします。
冷え性の方や、体が弱っている人はおひたしなどの冷たい状態で食べるのを避け、ゆでたり、炒めたりしたものを熱いうちに食べましょう。
反対に、冬でも顔が赤い人には、一品追加でほうれん草を足すと、温性の食べ物が多い冬の食事で、熱が上がりすぎるのを抑えましょう。
また、根の赤い部分にしかない栄養素もあるようなので、細かく刻んでみそ汁に入れたりして、捨てないようにした方がお得です。
ほうれん草にはシュウ酸が含まれていますので、結石がある人はしっかり加熱して食べるようにしましょう。栄養素を考えた場合は、さっと湯がいて、炒めてしまうのが良いと思います。