ISO/TC249 国際会議
森田です。
私は今年から日本東洋医学サミット会議の委員をしています。
6月上旬はISO/TC249という国際会議に参加するため、上海に1週間ほど行ってきました。
日本では、まだまだ認知度の低い伝統医学ですが、 国際的な注目度は年々高まっています。
開催国の中国では、本会議の様子が新聞でも大きく報道されました。
【特别关注】国际标准化组织/中医药技术委员会(ISO/TC 249)第九次全体大会在上海召开
参加国はオーストラリア・カナダ・中国・ドイツ・イタリア・日本・韓国・オランダ・ポルトガル・サウジアラビア・スペイン・タイ・アメリカ・ベトナムの14カ国にのぼります。
また4つのリエゾン(連携している組織)としてISO/TC215(保健医療情報標準化組織)・WFAS(世界鍼灸学会連合会)・WFCMS(世界中医薬学会連合会)・WHO(世界保健機関)から主要なメンバーが参加しています。
要は、この会議を通して伝統医学(大きくは漢方と鍼灸)の天然薬物・治療機器・用語などの標準化を図ろうとしています(詳しくは以下を参照してください)。
ISO/TC249 | AMED研究 | 和漢診療学講座について | 千葉大学 大学院医学研究院 和漢診療学講座
しかし、これは決して簡単なことではなく、標準化を図ることによって、伝統医学の良い部分が打ち消されてしまう可能性もあります。
私は伝統医学の業界に入って14年ほどになりますが、こういった活動を通して、何か貢献できないものかと日々奮闘しています。
さて、小難しい話はこの辺にして、実はこの会議、4〜5年ほど前に、さいとう・たかを先生のゴルゴ13に「未病」と銘打たれ、掲載されたことがあるのです。
内容は、ゴルゴ13だけに、かなり過激ですが(笑)
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来年、このISO/TC249の会議は、タイのバンコクで開催される予定です。
開催数も10回目を予定しており、こういった活動が継続的に行われているということは、伝統医学が、世界的な市民権を少しずつ得てきている証なのかな、と思います。
日本では鍼灸治療の生涯受療率が5〜6%とされていますが(なんて嘆かわしい!)、日々臨床に臨んでいて、改めて伝統医学は素晴らしいなと思います。
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